どうなる?2011年の高速道路料金

「休日上限1000円」制度と「無料化社会実験」が適用されるのは2011年の6月の中旬までです。
それ以降は両制度は廃止になるので、高速道路の料金は現在より上がることになります。

たとえば普通車で土日祝日の関越自動車道(昼間利用)大泉IC(インターチェンジ)~湯沢IC間を走った場合、現在は1850円ですが、6月以降は2500円になります。平日料金は4600円です。

N
E
X
C
O

区間

現在
(土日祝1000円)

上限料金廃止後
(土日祝5割引)
大泉IC~湯沢IC 1,850円 2,500円
東京IC~浜松IC 1,750円 2,850円
岡山IC~鹿児島IC 1,000円 7,150円
吹田IC~長野IC 1,850円 4,750円
名古屋西IC~広島IC 2,500円 5,200円



A 神戸淡路鳴門自動車道
(神戸西IC~鳴門IC)
1,000円 2,725円
D 瀬戸中央自動車道
(早島IC~坂出IC)
1,000円 2,050円
E 西瀬戸自動車道
(西瀬戸尾道IC~今治IC)
1,000円 2,350円

夜間割引や深夜割引、土日祝日地方部5割引などは継続されます。
また国土交通省は東北地方の高速道路無料化も検討しています。
具体的な開始時期はまだ発表されていませんが、罹災(りさい)証明書を示した被災者に、東北地方の高速道路を無料化するという制度内容のようです。無料化対象以外の路線が含まれている場合も全額無料になります。

ETC車載器の種類と比較

ETC車載器を買おうと思っているものの、たくさん種類があってなにを基準に選べばいいか解らない・・・きっとそんな方も多いはず。車載器は大きく分けて二種類、アンテナ一体型とアンテナ分離型があります。

一体型はダッシュボードやフロントガラスに張りつけないと電波の問題でETC機が認識してくれません。なので、車内の見た目を損ねるのはちょっと不満・・・という方には向いてないかもしれません。それに堂々と人目につくところに車載器が設置されているため、もしカードを抜き忘れた場合などのことを考えるとセキュリティ面ですこし不安が残りますね。さらに一体型だと音声案内やナビが付いているタイプも少ないので、カードを挿し忘れた場合の事故(料金所を突っ切って備品を損傷)が起きる可能性も充分ありえます。しかしそのぶん取り付けが簡単なので、分離型ほど取り付け費用もかかりませんし、車載器本体も手頃な価格です。防犯に関しても気をつけていればいいことですし、とりあえず安いコストでETCを導入したいという方は、一体型でも充分です。

対して分離型ですが、これはアンテナでETC機と通信できるので車載器本体を車内の目立たない位置に置くことが可能です。ほとんどが音声案内やナビ付きなので、カードを挿し忘れ・挿しっぱなしといったミスが起きることもまずないでしょう。ただ取り付け費用は一体型より若干値段が張りますし、取り付けに時間もかかります。

どうなる?年末年始の高速!

年末年始の高速道路事情ですが、2010年12月23~26、1月1~3日の期間は「休日特別割引」の対象日となり、「普通車」と「軽自動車(二輪車)」の高速料金が1000円を上限として割引されます。

東京・大阪近郊以外は終日焼く50%割引のうえ、上限1000円で割引。東京・大阪近郊は上限1000円の対象外なので、昼間(6時方22時)のあいだは約30%割引。夜間(0時~6時、22時~24時)は約50%割引となります。

なお、2010年の年末30~31日は平日のため、割引は通常通りの平日昼間割引・平日夜間割引。ちなみに年始 1月3日も平日ですが、渋滞が予想されることから、休日特別割引が適用となっています。
なお、適用にならない区間もあるので注意してください。
また東京湾アクアラインは社会実験料(普通車800円、軽自動車等640円)が適用になります。

高速各社にの予想によると、渋滞のピークは下りで1月3日午後5時ごろに富士川サービスエリア付近35キロ、上りで2日午後6時ごろ大和トンネル付近45キロ、とされています。

▼適用外の区間(NEXCO東日本管内)▼
京葉道路/第三京浜道路/横浜新道/宮城県道路公社